はじめに
洗面台は顔を洗ったり、歯を磨いたりする場所です。出来れば清潔に利用したいですね。そのためには、やっぱり掃除が欠かせません。ただし、洗面台は意識しないとすぐ物が増えていく場所でもあります。今回は掃除がラクになる洗面台の物の置き方をご紹介します。
洗面台の状況

まずは、洗面台の状況から見ていきましょう。
洗面台の物
洗面台はもともとスペースが狭いです。歯ブラシ・整髪料・お化粧のための小物など家族それぞれが必要な小物が多く、放っておくと、どんどん物ばかりが増えていく状態にあります。
掃除の基本は物を少なく
掃除は物が少なければ、少ないほど楽です。想像してみてください。何もないガランとした部屋を掃除するのと、物が一杯で足の踏み場もない部屋を掃除するのとどっちが楽ですかね?掃除を楽に行うためには、出来るだけ物を少なくすることが基本になります。
洗面台の環境
洗面台がある洗面所は、服を脱いだり着たりするため服の繊維などが落ちてホコリが発生しやすいです。割と風が抜けにくく、ホコリがたまりやすい場所でもあります。さらに、お風呂が近いので、カビが発生しやすい環境です。
カビは次のような環境で発生しやすいです。
・「温度」が20〜30℃
・「湿度」が70%以上
・ホコリなどの「養分(エサ)」がある場合
お風呂に入った後、そのまま扉を開けたままにしておくと、お風呂の熱気が洗面所のほうにもいってしまい、温度も高く、モワッとして湿度も高い。ホコリもある状態だと、カビが発生しやすい環境になっていると言えます。
洗面台のシンクや口をゆすぐコップの中にピンク色の酵母菌が出来ていたら、カビが発生しやすいサインですので、注意してください。
カビを発生させないためにも、洗面所は出来るだけ物を少なくして、定期的に掃除をする必要のある場所であると言えます。
物の置き方を考える

それでは、物の置き方について考えていきましょう。
①物を見直す
前に書いたとおり、掃除を楽に行うためには物は少なければ少ないほど良いです。「全く使っていない物」・「ダブっている物」・「なくてもよい物」がないかどうか一度チェックしてみてください。理想は「絶対に必要な物」だけを洗面台に置くことです。
②定位置を決める
整頓の基本に3Tがあります。定位置・定品・定量です。「決まった位置に、決まった品を、決まった量」だけおいておくことです。3Tが出来ていれば、物が増えてゴチャゴチャになったりしません。
もし3Tの状態が作れていないとしたら、次から次へと物が増えていってしまう状態にあるかもしれません。「絶対に必要な物」で3Tを決めることをオススメします。
③発想を柔らかくする
歯磨きはキッチンで行う。「えー、信じられない!!」と思ったかもしれません。でも、少し発想を柔らかくしてみてください。もしカビが発生しやすい環境で洗面所にあるコップを洗っていなかったら、毎回コップの底にピンク色の酵母菌がある状態で口をゆすでいるかもしれません。
キッチンで歯磨きを行えば、食器を毎回洗うように口をゆすぐコップも毎回洗うようになって、衛生的には良いかもしれません。さらに、洗面台から歯磨きをするための物を減らすことができるので、掃除もラクになります。
ただし、「歯磨きはキッチンで行う。」ことに抵抗のある方も多いので、家族の中に反対の方がいたら、無理にすすめないで下さいね。
いずれにしても、もし湿気が多い場所に洗面台かあったら、口をゆすぐコップの中にピンク色の酵母菌ができやすいので、中をのぞいてチェックする習慣をつけることをおすすめします。
サッと掃除できる環境を作る

物の置き方を考えたら、サッと掃除できる環境を作りましょう。
洗面台は毎日使う所ですので、すぐに汚れがついてしまいます。オススメは、いつも乾いた「マイクロファイバークロス1枚」を洗面台の上に置いておくことです。「洗面台の上が濡れていたらサッと拭く」「鏡に歯磨き粉がついたらすぐに拭く」
これを気が付いた時に行うと、洗面台をきれいな状態で保つことができます。家族にも伝えて、みんなでやってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は洗面台の掃除を楽にする物の置き方をご紹介しました。ぜひ、お試していただき、簡単に洗面台の掃除を行えるようにして下さいね。