掃除

掃除は目で行う

始めに

今まで「掃除は目で行う」と聞いたことはありますか?掃除は目で行うと、ゴミや汚れのクセがわかってきます。何より、家や部屋が確実にキレイになっていきます。今回は「掃除は目で行う」について、解説します。

手が先に動いてしまう

なぜ、掃除は目で行うことをお伝えするのかというと、どうしても先に手が動いてしまうからなんです。

なぜ、手が先に動いてしまうのか?

これは筆者の経験から思うところなのですが、理由は2つあります。

その① 長年(ほとんどの方が10年以上)、掃除を自宅でやってきて、無意識レベルで自分の掃除スタイルが身についているので「勝手に体が動いてしまう」からだと思います。

筆者は、研修で今までたくさんの方の掃除を指導してきましたが、99%の方が先に手が動いて、掃除を始めていました。長年の習慣から体に身についているものだと思います。

その② 今まで掃除の方法を誰かに教えてもらったことがない。それどころか、学校の「掃除当番」などのイメージで「掃除は嫌なこと」と思っている方が多いので、一刻も早く掃除を終わらせるために、ゴミや汚れを目で見る間も無く、とりあえず手から先に動いてしまう。

筆者はこの②のパターンでした。掃除が好きになる前は、掃除が嫌いでしたので、とても気持ちがわかります。

手が先に動いてしまうことの弊害

ここでは、手が先に動いてしまうことの弊害について解説します。

ゴミや汚れが取れていない

手が先に動いてしまうことの弊害は、ゴミや汚れが取れていないことです。手が先に動いてしまうと、「掃除機をただ動かしているだけ」「雑巾でただ拭いているだけ」の状態にとてもなりやすいです。

極端なことを言うと、掃除する必要のないキレイな場所も掃除している可能性があります。なぜなら、目でゴミや汚れを見ていないからですね。どこでもかしこでも、ただ手を動かしているだけだと、このような結果になってしまいます。そして、本来ゴミや汚れがあって掃除しなければいけない場所は、そのままの状態でキレイなっていないことになってしまいます。

掃除を目で行う方法

ここでは、掃除を目で行う方法をお伝えします。

一番簡単な方法

一番簡単な方法は「手を動かさないで、目でゴミや汚れを見てから手を動かす」これだけです。「なんだ、当たり前の事じゃないか」と思いますよね。そうです。でも、この当たり前の事が一番難しくて、一番簡単な方法なんです。

最初はおそらく、勝手に手が先に動きます。仕方がないです。ポイントは、その時に「あっ、手が先に動いてしまった」と自分自身で気がつくことです。そして、必ずこの時に修正します。「目でゴミや汚れを見てから、手を動かします。」始めの頃は、これの繰り返しです。そのうち、段々と「目でゴミや汚れを見てから、手を動かす」の方法に体が習慣化されていきます。

掃除を目で行う方法のメリット

ここでは、掃除を目で行う方法のメリットをご紹介します。

家がキレイになる

目でゴミや汚れがある場所を掃除しているので、家がキレイになっていきます。これも当たり前のことですよね。でも、実はこの当たり前の掃除のやり方をしていない人が多いのです!!ぜひ、今日から「掃除は目で行う」方法をマスターしてください。

ゴミや汚れのクセがわかるようになる

「掃除は目で行う」を継続していると、ある時気がつくと思います。家の中の「どこに」ゴミや汚れがたまりやすいのか、いわゆるクセがわかってきます。つまり、一生懸命キレイしなければいけない場所とあまり掃除しなくてもいい場所がわかるようになってくるのです。

ゴミや汚れが勝手に目に飛び込んでくるようになる

「掃除は目でゴミや汚れを見た後で手を動かす」を継続していると、ある日、ゴミや汚れが勝手に目に飛び込んでくるようになります。つまり、目でみようとしなくても勝手に目に飛び込んでくるようなイメージです。変に思うかもしれませんが「ここにゴミや汚れがあるよ」と呼ばれている感じです。ここまでの状態になると強いです。目で見ようとしなくても、「ゴミや汚れが見えている」ので、後は手を動かせばいいだけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「掃除は目で行う」をご紹介しました。これを読んでいただいた読者の方には、ぜひ「ゴミや汚れが勝手に目に飛び込んでくるようになる」状態までマスターしていただきたいと思います。