はじめに
頭や体を洗ったりするオフロは清潔な環境にしたいです。でも、どうしてもカビが発生してしまうことがあります。カビが発生してしまった時はどのように掃除をすれば良いのでしょうか。今回は、オフロにカビができてしまった時の掃除方法をご紹介します。合わせてカビの予防方法についてもご紹介します。
カビができる環境

カビはどのような環境で発生してしまうのでしょうか?以下でご紹介します。
カビは次のような環境で発生しやすいです。
・「温度」が20〜30℃
・「湿度」が70%以上
・皮脂や洗剤などの「養分(エサ)」がある場合
オフロに入った直後のような、温度も高く、モワッとして湿度も高く、洗剤などの養分も残っている状態がカビが発生しやすい環境です。つまり、オフロに入ったまま何もしないでいるとカビは発生しやすいと言えます。
でも「汚れを洗い流す」「しっかり乾燥させる」ことによってカビの発生を抑えることができます。
準備する道具

カビを取るために、準備する道具をご紹介します。
・カビキラーなどの塩素系漂白剤
・キッチンペーパー
・ゴム手袋
・マスク
掃除方法

オフロにカビができてしまった時の掃除方法をご紹介します。
①塩素系漂白剤は「ツン」とするニオイがあるので、換気をきちんとしましょう。マスクをつけても良いです。手肌が荒れるのが心配な方はゴム手袋もつけて行ってください。
②黒いカビのある箇所の水分を拭き取ります。塩素系漂白剤がカビに浸透しやすくするために行います。
③カビ全体にかかるように塩素系漂白剤を吹きかけます。手肌などにかからないように気をつけて吹きかけて下さいね。
④塩素系漂白剤をふきかけた場所にキッチンペーパーを貼り付けて、カビに塩素系漂白剤が浸透しやすくします。より密着させるためにキッチンペーパーの上からも塩素系漂白剤を吹きかけても良いです。
⑤そのまま5分ほど放置します。5分放置したら、カビが取れていることを確認して、シャワーの水できれいに洗い流します。
カビ取りのポイント
①水分が含んでいる状態のカビに塩素系漂白剤をふきけても、水で薄まってカビ取りの効果が落ちてしまいます。水分を拭き取ったり、もしくは換気扇をつけ乾燥させて、水分がなくなった状態で塩素系漂白剤を吹きかけるようにするのがおすすめです。
②せっかくの塩素系漂白剤も流れてしまっては意味がありません。特に壁などの垂直面は塩素系漂白剤が流れてしまわないように、キッチンペーパーを貼り付けてしっかり密着するようにしてください。
③カビに塩素系漂白剤を吹きかけた後、すぐに歯ブラシなどでこすり落としたい気持ちになるかもしれません。でも、それではカビは落とせなくなってしまいます。まずは、塩素系漂白剤がカビに浸透するように、5分触らないで放置しましょう。
注意点
「塩素系漂白剤」を使うカビ取りの作業の時には、「酸性洗剤」は絶対に使用しないように注意して下さい。「塩素系漂白剤」と「酸性洗剤」が混ざると体に害のあるガスが発生します。使用するときはどちらかだけを使用するようにして、きちんと洗い流すのを忘れないでください。おすすめは、「塩素系漂白剤」と「酸性洗剤」を使用する日を別々にすることです。
カビの予防方法

せっかくカビを取ることができたら、カビが発生しないように予防をしたいものです。カビの予防方法をご紹介します。
家族の中でオフロを最後に使った人が、次の3つのことを行うようにすると良いです。
①「換気」が大切です。オフロに入った後、最低2時間以上は換気扇を回すと良いです。換気の時間が長ければ長いほど予防の効果が高まるので、オフロに入る時間以外は換気するのもおすすめです。つねに風の流れができるので浴室内に湿気がたまりにくくなり、カビがつきにくくなります。
窓があるオフロなら、窓を開けっ放しにするのでも良いです。換気扇か窓どちらか一方で大丈夫です。窓を開ける場合は、防犯にはご注意下さい。
②冷水をかけます。体を洗ってオフロから出る直前に、冷水をかけて浴室内の温度を下げると効果的です。浴室内の室温が低くなってカビの繁殖を抑えることができます。また、エサとなる石鹸カスなども洗い流すことができます。
③水気を切ります。オフロのカビは湿度が高いほど繁殖しますので、水気を切って湿気を発生させないようにするのも効果的です。最後にオフロに入った人が、体を拭いたバスタオルなどで壁や床についている水滴を拭けば完了です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、オフロにカビができてしまった時の掃除方法をご紹介しました。カビができないようにする予防方法についてもご紹介しました。ぜひ、お試しいただいて、清潔な環境でオフロを利用できるようにして下さいね。