掃除

掃除で身に付く意外な力

はじめに

「掃除は大変」と思っている方も多いかもしれません。確かに大変だと思います。でも、だからこそ掃除を継続することで身に付く力があります。今回は「掃除で身に付く意外な力」について、ご紹介します。

部屋の掃除だけが掃除じゃない!?

掃除と言えば、部屋の掃除。例えば、掃除がけ・オフロ掃除などをイメージすると思います。ただ、もう少し視野を広げて「溜まっているものをかたづけたり、きれいにする」と考えてみると。

例えば、

  • 郵便ポストの中から手紙やチラシを取る
  • コンビニで買ったお弁当や飲み物を食べ終わったら、テレビの前のテーブルに放置したままにしないで、きちんと片付ける
  • 脱いだ服はソファーに置いたままにしないで、洗濯機に持っていくか、クローゼットに戻す
  • ガスや電気の公共料金の明細があったら、期限までに支払いをすます
  • 図書館で借りた本は、期限までにきちんと返却する

なども掃除の中の一つと考えてみることができるかもしれません。

どちらも混乱していく

上の例も部屋の掃除も共通しているのは、何もしないで放置していると混乱して大変なことになってしまうことです。

掃除が苦手な人は

掃除が苦手な人は、上の例のようなことも苦手な人が多いです。正直に告白すると、かつての筆者がそうでした。掃除が苦手だった頃です。

今振り返ると、すっきり明瞭なんですよね。「面倒くさいことは、全部後でやろう」根本の考えがこれでした。掃除も後でやろう。公共料金の支払いもそのうちやろう。

だから、当然の結果として、部屋は汚れていくし、やるべき大事なことは溜まっていき、混乱が深まっていきました。

掃除で身に付く力とは

掃除が得意な人のタイプ

掃除が得意な人のタイプは2つに分けられます。

タイプ1

何も苦痛を感じず、掃除ができてしまう人や、掃除をして清潔な環境になっていないと落ち着かない人。例えば、郵便ポストのチェックも何も考えることなくサッとできてしまう人です。

タイプ2

苦痛を感じても、それを乗り越えて掃除ができる人。一瞬、「面倒臭いなー」と心の中で思っても、それを耐えて乗り越えて掃除ができる人。筆者はこのタイプ2です。もちろん経験をたくさんしてきたので、徐々にタイプ1に近づいてきたなと思うことはありますが、根本はタイプ2ですね。郵便ポストのチェックも今だに「面倒臭いな」と感じながら行うこともあります。

「面倒臭いな」を耐える力がつく

掃除ができるようになると、「面倒臭いな」を耐える力がつきます。「掃除機がけやらなくちゃ」→「面倒臭いな。明日にしようかな」→心の中で葛藤→乗り越えて、掃除機をかける。

これを繰り返すことで、「耐える力」がついてきます。「面倒臭いなと思っても掃除機がけをできた自分」の経験が生まれ、自信になっていきます。そして、「前もできたんだから、今回もやるか」という気持で次もできるのです。

原理は同じ

気がついたら、掃除ができるようになると共に、公共料金の支払いなどやるべき事もきちんとできるようになっていきました。放置癖がなくなったのです。

原理は同じなんですよね。「面倒臭いな」という気持がどちらも始める前に湧き上がってくるのは。後は、それを耐えて乗り越えるだけなのです。

「気がついたことは、すぐやる」

そうは言っても、面倒臭いという気持に負けそうになる時もあります。そんな時は「気がついたことは、すぐやる」です。その面倒臭いと思っている「今」行動してしまうのです。

食べ終わったコンビニの弁当が目の前にあったら、「面倒臭い」と思ったその瞬間にかたづけてしまいます。

これの良いところは、段々と心が「面倒臭い」と感じる前に、先に体が動くようになってくることです。先程のタイプの例でいくと、タイプ1の人になっていくことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「掃除で身に付く意外な力」についてご紹介しました。時には「面倒臭い」と思って負けていいと思います。筆者もよく負けています。あまり無理すると、精神的にきつくなってしまいますからね。大事なことは、ずっとそのまま放置しないことです。