始めに
simple isでは「情報をシンプルに、すっきりと」を提案しています。そのための一つの方法として、今回は「情報の入り口を整理する」をご紹介します。
情報の入り口は増えていくばかり
現代は当たり前のように、個人が簡単にインターネットを使って情報を入手できる時代です。web・ニュース・メール・SNS等。さらに、これからも魅力的な「情報の入り口は増えていくばかり」になることが予想できます。入り口を開放したままだと、どんどん情報は溜まっていくばかりです。情報整理の必要性については、前回「なぜデータ整理が必要か」を書きましたので、こちらも参考にしてください。
情報が多すぎることのデメリット
情報が多すぎることのデメリットは、不要な情報で頭をパンパンにしている可能性があることです。朝一番にデスクに座った時と、ランチに行くためにデスクから立ち上がる前の頭の中をイメージしてみてください。前者はスッキリと後者はパンパンになっているイメージではないでしょうか?
もちろん個人差はあると思いますが、情報は詰めれば詰めるほど、頭の中はパンパンになっていきます。ある企業の経営者は、午前中に頭の中に詰まった情報を整理するために、昼休みに必ず「昼寝」をするといいます。
頭の中は、なるべく朝起きた時のような「スッキリした」状態でいることが理想です。電車の中で、何となくスマホで毎日見ているニュースやSNSの情報を頭の中に入れていくことはもったいないかもしれません。
情報を整理しても困ったことは起こらない
筆者は先月まで、何となく毎朝9時にGoogleアラートを使って気になるトピックがメールで届くように設定をしていて、読んでいました。正直なところ、この記事を書くまで、それを毎朝読んでいたことすら忘れていました。元々その程度の情報だったのだと思います。困ったことも特にありません。むしろ、毎朝ルーチンのように読んでいたので、一つの義務から解放されたかのようなスッキリとした気持ちです。
心配な人は「整理のテクニック」を活用しよう
ここまで読んで「情報の入り口を整理しようかな。でもいきなりストップするのは不安だな」と思った方もいるかもしれません。家の整理のテクニックに「保留BOX」があります。家の中を整理する際に、不要な物をすぐに捨ててしまうことに抵抗がある人は多いです。そのような場合にいきなり捨てるのではなく、一旦「保留BOX」に物を入れて、ある程度の期間を置き納得できたら捨てるというテクニックです。
これを情報の整理にも応用します。いきなり入り口の情報をストップしません。例えば、先ほど例にあげたGoogleアラートのような毎朝見ているような情報は「1週間見るの止めてみる」。その結果、必要な情報であれば自然とまた見にいくだろうし、「やっぱり必要ない情報だった」と思えば納得して止めることができます。
ゼロベースからプラスしていくイメージで考える
もう一つ「情報の入り口を整理する」方法があります。これは想像して行う方法です。「もし今、テレビ・新聞・インターネットなどあらゆる情報の入り口がないゼロベースの状態だったら」を想像します。部屋に物が何もないガランとした状態を想像することと同じです。ここに自分な好きな物を足していく。つまり、<本当に必要な情報だけ>を足していくことを想像してみます。
実は、部屋に物が何もない状態や情報が頭の中にない状態というのは、スッキリしていて、それ自体とても気持ちの良いものです。この状態を想像して、必要な情報を足していくというイメージです。あくまで想像なんで、簡単にできると思います。その上で、もし「この情報必要ないかも」と思うものがあったら、捨てていくと良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「情報の入り口を整理する」をご紹介しました。何か一つでも情報整理のキッカケになる内容があれば、役に立てていただきたいと思います。
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