整理

なぜ整理が大切か

始めに

人から「整理整頓は大切なことだからやりなさい」と言われたり、自分自身でも「整理しなきゃ」とわかっている。でも、実際に体が動かないことありませんか?「今回は整理ができると、こんな効果がある」ということで、なぜ整理が大切かについてご紹介します。

安全・健康・精神面で意味がある

整理ができると、安全・健康・精神面で意味があります。実は掃除の効果と同じなんですが、とても大切な意味があります。

安全面での効果

整理ができると、安全面での効果があります。例えば、床に物が散らばっている光景をイメージしてみてください。もしその中にボールペンや硬い物などが落ちていて、足でふんづけたら痛いですよね。整理ができるようになると、物をふんづけることもなくなりますので、安全面の効果はとても大きいものがあります。

健康面での効果

整理ができると、健康面での効果もあります。同じく、床に物が散らばっている光景をイメージしてみてください。床に物が多い状態というのは、それだけホコリも多いです。詳しくは以下の「床掃除のために物を置かない」の記事も参考にしてください。ホコリを吸い込んでしまうと、体に良くないですよね。整理ができるようになると、ホコリを吸い込むことがなくなりますので、健康面の効果も大きいです。

「床掃除のために物を置かない」

精神面での効果

整理ができると、精神面での効果もあります。筆者は実は昔、整理が苦手でした。整理が好きになってから一番最初に実感したのが、精神面での効果でした。「整理された空間はなんてsimpleで気持ちがいいんだろう」と心がスッキリしました。人間は環境から影響を受けると思います。床に物が散らばっている状態と、物がなくてsimpleな状態とでは精神面での効果が大きく違ってきます。

整理が好きになって最も良かったこと

次は整理が好きになって、「これは本当に良かったな」と思うことをご紹介します。

人生の中から「探し物」をする行為がなくなった。

多くの方が経験あると思います。例えば、誰かと約束があり今すぐにでも家を出発しなければいけない時に「探している物が見つからない」という経験。あの心が追い詰められて「イライラ」してくる気持ちは本当に嫌です。整理が好きなり、実践できるようになると、探し物をする行為が皆無になりました。

定位置・定品・定量の原則

整理整頓の原則に「定位置・定品・定量の原則」があります。決まった物・決まった量を決まった位置に置くことを言います。

繰り返しの習慣で、体で物の場所を覚える。

「なぜ、探し物をする行為がなくなったのか?」を分析します。まず整理によって、大切な物とそうでない物が区別されて、原則として大切な物が家の中に残ります。これが一つ目のハードルをクリアしていることになります。次に「定位置・定品・定量の原則」で大切な物を習慣によって体で管理していくことになります。これが二つ目のハードルのクリアです。これによって、頭の中で「あれ、どこにあったけ?」と思った瞬間に、探そうと考える間も無く、体が「あそこにある」と反応して「ただ物を取りにいくだけ」のイメージになります。整理が習慣になって体が覚えていることが、探し物をする行為がなくなったことに深い関係があると思います。

整理ができたからこそ気が付いたこと

続きまして、整理ができたからこそ、気が付いたことをご紹介します。

誰もが1日の時間は24時間

当たり前のことですが「誰もが1日の時間は24時間」です。例えば、整理する前の状態で大切な物Aと大切でない物Bが部屋の中にあったとします。Bは部屋の中にあることによって、何となく触ったり観たりして時間を使ってしまいます。でも、ある日Bを部屋からなくしてみます。そうするとAだけに時間を使うことができるようになります。その後、かなりの時間が流れた時に、ある日ふと気がつきます。「そういえば、Bのこと忘れていた」と。ちょっと回りくどい説明だったかもしれませんが、ポイントは整理によって、自分自身の大切な物に気がつくことができて、1日24時間の時間を「大切なこと」に使うことができるようになっていくということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「なぜ整理が大切か」について、ご紹介しました。何か一つでも読んでくれた方の心にカチッとひっかかった物があり、「整理始めてみようかな」と思っていただけたら、嬉しいです。